我々は、柔軟かつロバストな電波利用を支える技術を電波利活用強靭化技術と呼び、研究に専念できる環境のもと、それを構成する様々な要素技術の開発を推進しています。
電波利活用強靭化技術
1 無線ネットワーク制御技術
2 周波数有効利用技術
3 アンテナ制御技術
4 ワイヤレスハーネス技術
5 電波環境モニタリング技術
6 電波センシング技術

1. 無線ネットワーク制御技術

雑音や干渉、環境に応じて周波数や通信経路を切り替えることで、面的な周波数利用効率を向上させたり、ピンポイントで通信の利便性を改善させるなど、使用状況に応じて最適なネットワークを自動的に構築します。

様々な電子機器が発する雑音や、他の無線システムからの干渉を測定・分析し、周囲への影響も考慮配慮しながら管理下ネットワークのパフォーマンスが向上するように制御します。
また、災害時にスマートフォンで簡単に一定の範囲で情報の交換や共有ができる無線システムも開発しています。

無線ネットワーク制御技術 イメージ図

2. 周波数有効利用技術

時間/周波数/偏波などをアプリケーションに応じて切り替えたり、束ねたりすることで、電波を有効利用します。

周波数が異なるチャネルの使用状況を見て、帯域を一括で割り当てます。AIなどを活用した割当方法を研究しています。

周波数有効利用技術 イメージ図

3. アンテナ制御技術

アンテナの指向性や偏波を制御することで、電波の到来方向を推定したり、通信品質を向上させる技術です。

受信信号を把握しながら指向性を制御することで、通信品質を改善させます。

アンテナ制御技術 イメージ図

4. ワイヤレスハーネス技術

メカトロ機器の内部にある情報や電力を伝送する配線を無線化し、配線に伴う設計・実装の制約を小さくし、動作・保守における問題を改善します。

機器内部の複雑な電波伝搬に適したアンテナの設計や通信パラメータの選定などを行うなど、メカトロ機器の制御に資する小型アンテナや低遅延通信プロトコルを実装した通信システムを開発しています。

ワイヤレスハーネス技術 イメージ図

5. 電波環境モニタリング技術

通信に影響を与えかねない干渉波を測定・分析し発生源の特定を行います。

空中に飛び交う電波を測定し、これを数多くの場所・環境での測定・記録に基づく干渉データベースと照合するなどにより、その中に含まれる干渉波の発生源や発生原因を分析します。

電波環境モニタリング技術 イメージ図

6. 電波センシング技術

電波を用いて非接触でセンシングし、ネットワークやメカトロ機器へ正しい情報を提供します。

電波を使うことにより、超音波では出来なかった高い精度での人や動物、異物の有無や状態の検知を実現します。自動車・自転車・ロボット、その他様々な機械の触覚となり、安全な機器動作を支援します。

電波センシング技術 イメージ図